AIアバター動画の費用——「自分で作る・ツール・外注」3通りに分けて考える
「AIアバターの動画はいくらかかるのか」は、どのやり方で作るかによって桁が変わります。自分で作る・ツールを契約する・外注する、の3通りで費用の構造がまったく違うからです。この記事では、各社が公開している相場を出典と確認日つきで並べ、金額に表れにくい人件費と、本数で逆転する分かれ目を整理します。
目次
費用は3通りで、構造がまったく違う
同じ「AIアバター動画」でも、どう作るかで費用の中身が変わります。
| やり方 | 払うもの | 残る作業 |
|---|---|---|
| ① 自分で作る | ツールの月額だけ | 企画・台本・確認・編集・規制の確認が全部残る |
| ② ツールを契約して社内で回す | ツールの月額+担当者の人件費 | 同上。担当者が辞めると止まる |
| ③ 外注する | 制作費(1本ごと、または月額) | 依頼と投稿だけ |
①と②の違いは、人件費を数えるかどうかだけです。 ①で「月数千円で済む」と見えるのは、自分の時間を0円で数えているからです。
公開されている相場(出典つき)
【事実】以下は各社が公開している数字です。当社が測ったものではありません。確認日は 2026-10-01 です。
AI動画制作の相場
AI動画作成はいくらかかる?(オールイン株式会社・2026-08-17 公開/2026-08-06 更新) より
| 作り方 | 費用 |
|---|---|
| 無料ツール | 0円〜 |
| 有料のAI動画生成ツール | 月額1,000円台〜3万円程度 |
| 社内で内製 | 月額10万〜30万円程度(ツール+人件費+素材費) |
| AI動画制作会社に外注 | 1本5万〜100万円以上 |
| 従来型の動画制作会社に外注 | 1本50万〜200万円以上 |
用途別(同じ出典)
| 用途 | 内製 | 外注 |
|---|---|---|
| SNS投稿用ショート動画(15〜60秒) | 数百〜数千円 | 1万〜3万円 |
| Web広告・動画広告 | 3,000〜1万円 | 10〜20万円 |
| 商品・サービス紹介(1〜3分) | 1〜5万円 | 20〜50万円 |
| 採用動画・会社紹介 | 5〜15万円 | 20〜100万円 |
| 研修・マニュアル動画 | 数千〜3万円 | 5〜20万円 |
AIアバターを導入する場合の相場
AIアバターの料金はいくら?(uchino.ai・2026-07-24 更新) より
| 形 | 初期費用 | 月額 |
|---|---|---|
| SaaS型(既成のサービスを使う) | 0円〜50万円程度 | 数千円〜30万円程度 |
| カスタム導入型 | 200万〜800万円程度 | 10万〜100万円程度 |
| フルスクラッチ開発 | 1,000万円〜数千万円規模 | — |
同じ出典で、カスタムアバターの制作費は数十万円から、実在の社員をモデルにする場合はより高額とされています。
撮影なしのショート動画の相場
ショート動画制作・外注の費用相場 などで公開されている相場では、編集のみ(素材あり)が1本1万〜3万円、企画から編集まで(撮影なし)が1本3万〜8万円とされています。
金額に表れないもの——残る作業の時間
見積書に載らないのに、いちばん効くのがここです。
ツールを契約しても、次の作業は社内に残ります。
| 残る作業 | 1本あたりの目安 |
|---|---|
| 何を話すか決める(企画) | 10〜30分 |
| 台本を書く | 15〜40分 |
| 生成した映像を確認し、作り直す | 10〜30分 |
| 字幕・効果音・差し込み映像を付ける | 20〜60分 |
| 業種ごとの広告の決まりを確認する | 10〜30分 |
【推定】上の時間は、当社の制作工程をもとにした目安です。実測値ではありません。
月10本なら、合計で10〜30時間ほどです。 担当者の時給を仮に2,500円とすると、月2.5万〜7.5万円ぶんの時間が、ツール代とは別に使われている計算になります。この時間が、上の表の「社内で内製=月額10万〜30万円程度」に含まれています。
本数で逆転する
1本ごとの見積もりと、月額の定額制は、本数で有利不利が入れ替わります。
- 月1〜3本:1本ごとの見積もりが無駄がありません。定額制だと使い切れずに余ります
- 月10本以上:1本あたりの単価が下がりにくい1本ごとの見積もりより、定額制のほうが1本あたりは下がります
- 本数が月によって大きく変わる:定額制の繰り越しの有無を必ず確認してください。繰り越せない契約が多いです
【意見】この分かれ目は、上の相場表(SNS投稿用ショート動画の外注=1本1万〜3万円)から逆算した当社の見立てです。業者ごとに条件が違うので、見積もりを取って確かめてください。
見積もりを比べるときの5つ
金額だけ並べても比べられません。 同じ条件になっているかを確認してください。
- 台本は誰が書くか(「編集のみ」だと台本の時間が自社に残ります)
- 字幕・効果音・差し込み映像が入るか(入らないと、人が話しているだけの映像になります)
- 業種の広告の決まりを見てくれるか(薬機法・医療広告ガイドライン・景品表示法など)
- 初期費用があるか(アバターの作成費が別のことがあります)
- 修正の回数と、納品までの日数
特に1番と3番が、金額差のいちばん大きな理由です。 安い見積もりは、たいていこの2つが含まれていません。
まとめ
- AIアバター動画の費用は、自分で作る・ツール・外注の3通りで構造が違います
- 公開されている相場は、ツール月額1,000円台〜3万円/社内内製 月10万〜30万円/AI動画の外注 1本5万〜100万円以上(オールイン株式会社・2026-08-17)
- アバターの作成費は別にかかることが多い(カスタムアバター 数十万円〜・実在の社員はより高額/uchino.ai・2026-07-24)
- ツール代に表れない人件費が、1本あたり1〜3時間ぶん残ります
- 本数が増えると、1本ごとの見積もりより定額制のほうが1本あたりは下がります
- 見積もりは台本・編集範囲・広告の決まり・初期費用・修正回数をそろえてから比べてください
当社の アバティファイ は、月の本数で決まる定額制で、台本づくりから編集・広告の決まりの確認まで含みます。1本ごとの見積もりはありません。金額とご契約の条件は、30分の打合せでご案内しています。契約上の定めは特定商取引法に基づく表記に記載しています。
関連:AIアバター動画とは/SNS運用を外注するときの費用/内製と外注、どちらにするか
この記事についてよくあるご質問
AIアバター動画は、1本いくらが相場ですか?
公開されている相場では、SNS投稿用のショート動画(15〜60秒)の外注が1万〜3万円、AI動画制作会社への外注が1本5万〜100万円以上とされています(オールイン株式会社・2026-08-17)。幅が広いのは、台本・編集・チェックのどこまでを含むかが会社ごとに違うためです。
本人の顔でアバターを作る場合、追加の費用はかかりますか?
かかることが多いです。公開されている説明では、カスタムアバターの制作費が数十万円からで、実在の社員をモデルにする場合はより高額とされています(uchino.ai・2026-07-24 更新)。初期費用として別に見積もられるのが一般的です。
定額制と1本ごとの見積もりでは、どちらが安いですか?
本数で変わります。1本ごとの見積もりは、本数が少ないうちは無駄がありません。本数が増えると1本あたりの単価が下がりにくいため、月に何本も出す場合は定額制のほうが1本あたりは下がる傾向があります。
「撮影と編集を外に出す」を検討されるなら
アバティファイは、ご本人のAIアバターが話すショート動画を、台本づくりから編集・広告規制のチェックまで引き受けて納品するサービスです。撮影は最初の1回だけで、以降は御社からメッセージでご依頼いただくだけ。プランは月の本数で決まる3つで、1本ごとの見積もりはいりません。
月額と初期費用の金額、ご契約の条件は30分の打合せでご案内します。稟議の前にプランの違いと特定商取引法に基づく表記もご確認ください。