採用動画をAIアバターで作る——4つの型と、話す順番
採用動画は「撮る日を決められない」ところで止まります。社員に出てもらう調整、撮影の立ち会い、撮り直し——応募が欲しいのに、動画が出るのは年に1本という会社は珍しくありません。AIアバターを使うと、出る人を一度だけ撮れば、あとは文章から本数を出せます。この記事では、応募者が知りたい順に話す4つの型と、採用動画でやってはいけない見せ方を整理します。
目次
採用動画が止まるのは、撮る日が決まらないから
企画が無いのではなく、撮影の段取りで止まっています。
採用動画を出そうとすると、だいたい次の順で止まります。
- 誰に出てもらうかを決める(現場の人は忙しい)
- 撮る日を決める(全員の予定が合わない)
- 撮る(1回で終わらない)
- 編集する(社内に編集できる人がいない)
この1〜3を一度だけにするのが、AIアバターを使う理由です。 出る人の顔と声を最初に1回だけ記録すれば、以降は文章を入れるだけで本数が出せます。
採用動画・会社紹介動画の費用は、公開されている相場で外注 20万〜100万円/内製 5万〜15万円とされています(オールイン株式会社・2026-08-17 公開。【事実】他社が公開している値で、当社が測ったものではありません)。年に1本ならこの金額でも成立しますが、月に何本も出す形にはなりません。
応募者が知りたい順に話す——4つの型
採用動画は「会社が言いたいこと」から話すと最後まで見られません。 応募者が先に知りたいのは、次の4つです。
① 仕事の一日を見せる
「で、毎日なにをするのか」に先に答えます。
朝から夕方までの流れを、時間の順に並べます。抽象的な「やりがい」より、時間と行動を出すほうが見られます。
- 向く業種:現場仕事(運送・製造・施工・店舗)
- 話す順番:朝いちばんにやること → 午前 → 午後 → 終わる時間
- 入れるもの:実際の職場の映像か写真。ここだけは撮ってください。アバターの話だけだと、職場が想像できません
② よくある質問に答える
応募前に聞きにくいことを、先に答えます。
- 未経験でも入れるのか
- 研修はどのくらいあるのか
- 残業はどのくらいか
- 1人で任されるのはいつからか
1本につき1つの質問にしてください。4つ全部を1本に詰めると、知りたい1つにたどり着く前に離脱されます。4本に分けたほうが、結果的に見られます。
③ 働く場所と仕事を紹介する
設備・道具・扱うものを見せます。
機械、車両、店舗、オフィス。応募者は「どこで働くか」を見てから応募します。ここは写真でも成立します。
④ 仕事の中身を章立てで説明する
少し長めに、順を追って説明する型です。
「3つあります」と最初に数を言ってから、1つずつ話します。職種の説明や、評価のしかたなど、説明に厚みが要るものに向きます。
話す順番の原則
どの型でも、最初の2秒で「誰向けの話か」を言ってください。
| 位置 | 入れるもの | 例 |
|---|---|---|
| 冒頭(0〜2秒) | 誰向けか・何の話か | 「トラックの仕事、帰りが遅いと思っていませんか」 |
| 前半 | 応募者の疑問に直接答える | 「うちは17時には戻ります」 |
| 後半 | 根拠・具体例 | 「配送先が◯◯圏内に限られているからです」 |
| 最後 | 次にやること | 「募集要項はプロフィールから」 |
「当社は創業◯年」から始めると、応募者には関係のない話なので離脱されます。 会社の歴史は、応募者が興味を持ったあとに効く情報です。
やってはいけない見せ方
採用は、入社後の期待と現実の差がそのまま離職につながります。 動画でもここは同じです。
| やってはいけないこと | なぜ |
|---|---|
| AIで作ったことを隠す | TikTok・YouTube・Metaの3社とも表示が必要です(3社のルール)。隠して後から分かるほうが、信用を大きく損ないます |
| 実在しない社員を出す | 「社員の声」として架空の人物を出すのは、応募者を誤認させます |
| 職場の映像を一切入れない | アバターの話だけだと、どこで働くかが伝わりません。写真でよいので実物を入れてください |
| 条件を良く言い換える | 求人票と動画で条件が食い違うと、応募後に必ず問題になります |
「実在の社員の顔と声でアバターを作り、AI表示をしたうえで出す」のが、いちばん誠実で、いちばん本数を出せる形です。
退職したときの扱いを、先に決める
採用動画でAIアバターを使うなら、ここは契約前に決めてください。
- 本人が辞めたときに、アバターと声のデータを消すのか
- 本人が同意を撤回したときにどうするのか
- 納品済みの動画は使い続けてよいのか
後から決めると揉めます。 頼む先に、この3つを書面でどう扱うかを確認してください。頼むときの確認項目は AIアバター動画とは——頼むときの7つの確認 にまとめています。
まとめ
- 採用動画が止まるのは企画ではなく、撮る日が決まらないからです
- AIアバターなら、出る人を一度だけ撮れば、あとは文章から本数が出せます
- 型は4つ(仕事の一日/よくある質問/働く場所/章立ての説明)。質問は1本につき1つ
- 冒頭2秒で「誰向けか」を言う。会社の歴史から始めない
- 職場の実物(映像か写真)は必ず入れる。アバターの話だけでは働く場所が伝わりません
- AIで作ったことは表示する。隠すと、分かったときの損失のほうが大きくなります
- 退職・撤回のときの扱いを、契約前に決める
当社の アバティファイ には、採用向けの型を4つ用意しています(仕事のテンポを見せる/よくある質問に答える/働く場所を紹介する/仕事の中身を章立てで)。撮影は最初の1回だけで、台本づくりから編集まで引き受けます。
この記事についてよくあるご質問
採用動画をAIアバターで作ると、応募者に不誠実に見えませんか?
投稿時にAIで作った動画であることを表示するのが前提です(TikTok・YouTube・Metaの3社とも必要)。隠して出すと不誠実になりますが、表示したうえで「実在の社員の顔と声で作った」と伝えるなら、むしろ「何本も情報を出している会社」として見られます。
採用動画の費用はどのくらいかかりますか?
公開されている相場では、採用動画・会社紹介動画の外注が20万〜100万円、内製が5万〜15万円とされています(オールイン株式会社・2026-08-17)。AIアバターは定額制が中心で、本数で1本あたりが変わります。
社員が退職したら、その人のアバターはどうなりますか?
契約の条件によります。頼む前に「本人が辞めたとき・同意を撤回したときに、アバターと声のデータを消すのか」「納品済みの動画は使い続けてよいのか」を必ず確認してください。
「撮影と編集を外に出す」を検討されるなら
アバティファイは、ご本人のAIアバターが話すショート動画を、台本づくりから編集・広告規制のチェックまで引き受けて納品するサービスです。撮影は最初の1回だけで、以降は御社からメッセージでご依頼いただくだけ。プランは月の本数で決まる3つで、1本ごとの見積もりはいりません。
月額と初期費用の金額、ご契約の条件は30分の打合せでご案内します。稟議の前にプランの違いと特定商取引法に基づく表記もご確認ください。
あわせて読みたい